オランダの建築家デュオINA MATTのワークショップデザインにばきゅん。

集中する時間、人は幸福を感じる。Harvard Business Review

土曜の夜、ビール片手にお絵描きする、おとなのためのワークショップ@Shibaura House、というイベントにお呼ばれして、行ってきました。

この日はとてもとても疲れていて、ワークショップどころか帰って寝たいぞー、って状態だったのですが、行ってみて自分にびっくり、ハッピーなサタデーナイトになりました。

そんなすてきなワークショップをデザインしたのは、アムステルダムのあたらしいデザインホテルTHE EXCHANGEのデザインが話題の、愛にあふれたオランダ人のデザインデュオ、INA MATTです。

スライドで彼らの作品や、カントリーサイドの鶏舎を大改装した自宅兼アトリエを見て、きゅんきゅんした後に、ワークショップがはじまりました。

1グループ5人でいくつかに分かれて、大きな窓にマスキングテープで絵を描いていきます。
テーマは、窓の外に見える夜のトーキョーの街に、空想のなにかを組み合わせて、あたらしい街並みをデザインする、というもの。

おぼつかない様子で、「どうしましょーかー?ww」なんて言いながらおもむろにテープを貼り始める、おとな、のみなさん。

我々チームの途中経過。

椅子の上にのって、高いところを攻め始めるひとたち。

自分も夢中になるINAさん。さすがクリエイティブ。。

完成した作品の一部。これの5倍くらいの量です。

お昼にやってたこどものワークショップの作品。どっちがおとなだかこどもだか、わからんw

架空の動物のぬいぐるみ。蝉なんだけど、羽を上にあげるとうさぎになる、トランスフォーマー・アニマル。

それぞれのチームのPoint of Viewをみんなで聞きながらの鑑賞タイム。
ヒアリングのしかたや、作品をみんなで楽しむ時間が、INA MATTの二人の人柄の魅力で、とてもすてきになってました。

INA MATTはもともとデュオで活動しているから、コミュニケーションにたけているのだなーと思ったのと、普段のデザインワークも、学生やさまざまなチームとのコラボによるプロジェクトが多いので、たんにプロダクトをデザインするだけでなく、コミュニケーションや時間、空間をデザインするのがとてもすばらしくて、これが、あたらしいデザインの形なのかなー、なんて思ったすてきな時間でした。

やっぱり、デザイナーは作品をただ見せるだけじゃなくて、話すことでも、書くことでも、ワークショップでも、他のやり方でもいいから、いろんなコミュニケーションで、自分の内なる声を伝えられた方が、トクだし、伝わりやすい時代なのかなー、と思う今日この頃。

そして、日々のルーティンを忘れて、何かに熱中できる時間って、とても幸せです。
それぞれがおもいおもいに集中し、クリエイションをしながら、結果みんなでひとつのものができあがるる、というのは、ひとりでこつこつ作るよりも、ずっと楽しくて、わくわくするみたいです。

夢中になれる時間、をデザインしたい。

Ina Matt Website
More Photos on Rinarium's flickr

最初の写真 photo credit: Hotel The Exchange,Amsterdam

 

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